|
先日、新潟県十日町市の「生誕地まつり」に参加した。前日祭は雨のために中止となり、市中行進当日も、朝から雨が降り続いていた。
大雨の中での発進。雨足が強くなればなるほど、かけ声や鳴り物の音は、沿道に大きく響き渡る。みんなの笑顔もあふれんばかりだ。
あまりの強雨に気持ちがひるむ時、心を奮い立たせてくれたのが、沿道で応援してくださる方々の明るく元気な声援と笑顔だった。涙を流しながら応援してくださる方もいて、とても励まされた。
「悪条件の中だったけど、条件に負けず良いものにしようと皆の気持ちが一段と結束されて、感動の行進でした!」「雨のおかげで、沿道から応援してくれる人のあたたかさをあらためて感じることができて、とても心強かったです!」と行進に参加していた教区の青年からも感想のメールをもらい、うれしかった。
『法華経』の一節に、「甘露の法雨」(空の大雲から恵みの雨が降って草木を生きかえらせるように、大慈の心から法“教え”の雨を降らせる)という言葉がある。
雨のおかげさまで、思いやりの心、あたたかい心、調和の心……私たちが持っている仏さまと同じ心を、お互いさまに最大限に発揮できた一日となった。
帰りのバスの中から見えた、目の前に大きく横たわった虹の橋。
〈雨の日には雨の日を味わい、与えられた環境、条件の中で自分の最善を尽くそう〉――思うようにならないことを乗り越えていく喜びを知り、困難を乗り越えた先には必ず真の楽があることを学んだ一日だった。
虹の橋を見ながら、自然が、そして開祖さまが、私たち青年を常に励ましてくださっていると感じた。
原口友里(神奈川教区)
2006.10.26 update
|