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結婚する友人

11月12日、私の大切な仲間が結婚する。
先日、学生時代の友人から久方ぶりに電話があった。
「亀、今度結婚する事になった。忙しいのは分かっているから何かおくってくれよ!!」
「おめでとう。必ず何かおくるから、楽しみにしていて!」
それだけの短い会話だったが、何だかほのぼのとした思いになった。
彼は銀行員。ある神道を信仰している。佼成会流に言うと「二代目」になるそうだ。
彼は、自分の信仰を本当に大事にしていた。学校で私に「俺は子供たちと一緒に祝詞をあげるんだけど、亀のところでは(つまり佼成会では)どんなことをするの?」と興味津々に訊ねてくる。酒を飲むと「宗教は弱い者がするなんて考えは偏見だ!」とよく騒ぎ立て、そのまま私の住むアパートに泊まった。しかも、「布団がないと眠れない」と言って、私が普段使っている布団を自分で敷いて寝てしまう。私は添い寝をするわけにもいかず、こたつで寝た。彼が他の仲間のところに泊まらず、共同風呂・共同トイレ・共同キッチンというほのぼのとした居住空間を好んだのは、「布団で寝られる」という、彼にとって最高の条件だったからだと今でも思っている。
自分の信仰にしっかりと足場を据えながら、他の宗教を認める――彼の姿勢から、奥の奥で必ず共鳴し合う点があると信じていることが伝わってきた。小さな人間同士の触れ合いだが、立正佼成会の信仰をしている私を全面的に肯定する姿勢を身で示してくれたのは彼だった。彼は佼成会の成人式にも、練成会にも参加してくれた。
学生時代、佼成会の行事と学校の行事が重なって、先輩にその話をしたときに「宗教がお前を幸せにしてくれるのか?」という辛らつな質問をぶつけられたことがあった。私は答えに窮して、翌日『躍進』を持って行った。先輩は黙って『躍進』を受け取ってくれたが、その話はそれきりになってしまった。彼ならどのようにするのだろう。
今度、結婚のお祝いをおくるときに、彼に聞いてみよう。

 

亀山(北九州教区)
2005.11.10 update



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