| 私は1時間20分電車に乗って、家から本部に通っています。
京成線、JR山手線、東京メトロ丸ノ内線の3本の電車を乗り継ぎます。
電車という空間の中では、人間模様が繰り広げられています。
近頃、ケイタイ電話で話している人はめっきり少なくなってきているように見えます。迷惑条例発令でしょうか。
その代わり、下を向き、親指を巧みに動かしている人が多く見られます。
“メール”それとも“ゲーム”でしょうか。まばたきもせず真剣です。
一方、こちらには、上を向いている人。なにやらゴソゴソとバックの中から大きな鏡を取り出しました。そう、変身です。〈私きれいかしら〉と言わんばかり。皆さんに見てもらいたいのでしょう。決まってお手入れしている所があります、“目”です。「目は口ほどに物を言う」(ちょっと違うかな)と言いますが、念入りにお手入れしています。決め手は、“眉”。形(カーブ)、太さ、長さなど、周りも気にせず自分の世界にどっぷりと浸り、出来上がりの美しさに“ウットリ”……。
MDを聞いている人、耳が痛くないのでしょうか。ちょっと離れていても良く聞こえてきます。耳、大事にしてくださいね。
行きと帰り、路線によって乗客の層が違います、特に行きの電車――京成線は背中に自分より大きな荷物を背負っているおばさんが乗っています。千葉から30〜40キロの野菜、干物、お饅頭などを背負って東京の下町へと行商に向かいます。年齢60歳以上、どこにそんなパワーがあるのでしょうか。脱帽。元気で、長生きしてくださいね。
山手線。私の乗る車両は途中の池袋までサラリーマン、学生が多く、女性があまり乗っていないことに最近、気づきました。……私も女性でした。
丸ノ内線。さすが都心を走る電車。年齢、性別、国籍、職種などさまざまな人間が袖すり合い目的地まで、GO!。
疲れている人、心配事のある人、楽しそうにしている人、何かいいことあった人、うれしそうな人……。人それぞれに立場や環境はさまざまでも、今、元気でここにいる、生かされて生きているからこそ、出逢いがあるのですね。言葉を交わさなくても、皆の中にいる私は幸せです。
ちなみに私は、瞼と瞼が合わさって、幸せ、ZZZ……。
<1時間20分の人生劇場短編でした>
西野(青年本部)
2005.10.14 update |