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「ありがとう」がたくさん言えた日

新潟教区では、毎年3月に少年部の本部団参を行っている。43回目となった今年の団参は、中でも特別な意味を持つものとなった。「7・13水害」「10・23新潟県中越地震」、そして19年ぶりの豪雪。昨年、新潟県が多くの自然災害に見舞われたからだ。

多くの被害をもたらしたこれらの災害だが、月日の経過と共に、たくさんの方からご支援を寄せて頂きながら、着実に復興が進んでいる。しかし一方で、今もなお人々の心には傷跡が残っている。熟睡できない、物音に過敏に反応してしまう……。大人も子どももそれぞれに不安を抱えているのだ。

そうした新潟県の人々の思いと、多くの思いやりを寄せてくださった全国の方々への感謝を込めて、今年の少年団参のスローガンは『思いやり・やさしさをありがとう。勇気・元気・新潟!』と決まった。

今年は大聖堂の改修に伴い、普門館で式典が執り行われた。式典の中で、参加した少年部員全員による献花が行われた。その際、献花の曲に合わせて、新潟教区各教会の少年部員から寄せられた「ありがとうメッセージ」が朗読された。

一人ひとりの「ありがとうメッセージ」からは、地震などの災害時のこと、普段の生活の中でのことと場面は違っても、それぞれの素直な「ありがとう」の気持ちが伝わってきた。どれも素晴らしかった。

私にとって特に印象に残っているメッセージは、中越地震の前後の様子に触れたものだった。メッセージのタイトルは「『ありがとう』がたくさん言えた日」。普段当たり前だと思っていたことが、実は当たり前ではなかったことに気づいたという内容だった。

一見マイナスに見える事柄も、見方や考え方を変えることによってプラスの事柄となる。「『 ありがとう』がたくさん言えた日」。メッセージの朗読を聞きながら、勇気と元気をもらった。同時に、本当に大切なことを教えて頂いた気がした。

「ありがとう」――。あらためて、素敵な言葉だと感じた。

阿部(新潟教区)
2005.06.09 update



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