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平和の祭典「アテネオリンピック」が華やかに開幕しました。日本選手が活躍し、これまでで最多のメダルを獲得しました。メダルの数だけが問題ではありませんが、やはり、同胞の活躍はうれしいものです。そしてまた、私の心には、8月14日深夜(日本時間)、開会式を目にしたときの印象が強く残っています。〈オリンピックが始まって100年以上の間、なんとこれまでに、そして現在もなお、戦争や紛争にかかわっている国や地域が多いことか〉――各国選手の入場行進をテレビで見ながら、そう強く感じたのは私だけではないと思います。

日本もそのような国のうちの一つであることは、翌日(15日)に本部および各教会で「戦争犠牲者慰霊・平和祈願の日」式典が、また、東京・日本武道館で天皇皇后両陛下ご臨席のもと、日宗連(日本宗教連盟)理事長として会長先生が参列された政府主催の「全国戦没者追悼式」が催されたことからも分かります。

私の父は、第2次世界大戦で徴兵され、終戦を満州で迎えました。シベリアに抑留され、約2年の間、厳しい環境の中で苛酷な労働を強いられ、片方の目を失明し、栄養失調に陥り、生命の危険を抱えながら日本に帰ってきました。

帰国後、入院療養中に母と出会い、結婚しました。しかし、体調を崩すことが多く、その様子を見た母方の親類のお導きで佼成会に入会しました。開祖さまのみ教えに触れ、多くの皆さまのご指導とあたたかい励ましにより徐々に健康を回復しました。 

多くの方々のおかげさまと、言葉では言い尽くせないほどの父と母の努力によって、私たち5人の子どもは成長し、それぞれ家庭を築くことができました。父は、母と5人の子供、13人の孫に看取られ、平成12年11月に80歳で他界しました。

私にとって、毎年、8月15日は、会員綱領にお示し頂いている「家庭、社会、国家世界の平和境建設の為、菩薩行に挺身することを期す」日であり、そして、私自身のいのちの尊さを認識する日です。

(KH)


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