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この春の休校期間中に、「中学生広島平和学習会」に参加した。
広島平和記念資料館では、元館長の高橋昭博先生から被爆体験について約50分間の講演を頂いた。
高橋先生は中学2年生(14歳)の時に、学校の校庭で被爆されたという。重傷を負いながらも、歩けなくなってしまった友だちを何とか助け出そうと生き地獄のようなところをさまよった体験を、スライドを交えながら語ってくださった。

高橋先生は私に訴えられた。
「何の罪もない、まだ何の経験もしていない若い人たちが、この原爆で亡くなっていったのです。親しい家族や友だちを目の前で失っていく人の気持ちがあなたたちに分かりますか? 戦争とはそういうむごいものなのです。だからこそ、あなたたちのような若い人たちに平和な世界をつくってほしい」と。
また最後に、「平和とは遠いところにあるものではありません。自分の身近な人を大切にできるかどうかです」と語られた。

高橋先生から頂戴した名刺にはこんな言葉が添えられていた。

 『平和の原点は人間の痛みがわかる心をもつことです』

戦争の恐ろしさや悲惨さというものを、資料館を見学したり、被爆体験を聞かせて頂く中で私なりに感じさせてもらった。だが、当時の人々が味わった痛みやつらさ、悲しみ、憎しみなどを本当の意味で理解することはとても難しいと思う。
しかし、そんな自分だからこそ、身近な人の痛みやつらさ、悲しみといった思いに少しでも心を寄せる努力を続けていきたい。同時に、大きな犠牲の上に生かさせて頂いている自分であることを忘れずに、『有難うございます』という心と、その気持ちを言葉に出していくことを大切にしていこうと決意した。

(Yasu)


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