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雨上がりに薄日が差し込む冬のある日、かわいい豆菩薩たちが元気よく大聖堂にやってきた。卒園を控えた佼成学園幼稚園の園児たち。背丈は小さくても元気いっぱい、楽しそうに正面階段を上る。

総勢140人。明るく希望に満ち満ちた顔ばかりだ。受け入れのお役を頂いた私たちは、その姿を見て頼もしさを感じずにはいられなかった。ワイワイ騒いでいても、いざ、『ほとけさま』の歌がはじまると、幼稚園の先生の号令に合わせて見事な大合唱。心が温かくなり、思わず拍手をした。

さあ、次は私たちの出番だ。園児たちに、分かりやすく大聖堂とご本仏さまの説明をさせて頂く難しいお役。事前に打ち合わせとリハーサルを何度も繰り返した。

「今日は、妖精トリル君が来てくれています!」。先生からの紹介を受けて、トリル君を含めた私たち3人はステージに上った。園児たちの大きな拍手と歓声。その熱気に引っ張られるように大聖堂とご本仏さまを説明し、紙芝居を披露させて頂いた。園児の中には、初めて大聖堂に参拝する子もたくさんいたそうだが、みんな一場面一場面に反応し、笑ったり歌ったり、一生懸命自己主張していた。最後の記念撮影まで、本当にあっという間のひと時だった。

今回の触れ合いで一番感動したのは、園児たちの「純真無垢な感覚」だった。私自身を振り返ってみると、結んでもらいたい気持ちがあっても、自分をさらけだすのが何となく照れくさく、分かったようなふりをしてしまうことがある。とうの昔のことでよく覚えてないのだが、自分にも彼らのように純粋で素直だった時代があったのだろう。いつの間にか、「ありのままに見ていく」ことを忘れてしまっていたのかもしれない。

豆菩薩たちの素直で美しい姿を通して、物事を(自分の心も)ありのままに見ること、表現していくことの素晴らしさ、気持ちよさをあらためて感じさせてもらった。年令、体型はともかく、もう一度、童心に帰って日ごろの生活をあらためていきたい。

この短くも濃いご縁をありがたく、清々しく体験させて頂けたことに感謝、感謝、また感謝!

少年・学生担当教務員 尾名高


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