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WCRPVIII青年世界大会に向けて

第8回WCRP世界大会 メーンテーマと討議の論点
――眞田芳憲・WCRP日本委員会平和研究所所長に聞く

8月26日から29日まで国立京都国際会館を会場に開催される第8回WCRP(世界宗教者平和会議)世界大会では、『平和のために集う諸宗教――あらゆる暴力をのり超え、共にすべてのいのちを守るために』をメーンテーマに世界の宗教者が平和への道を模索します。特に全体会議や研究部会では「紛争解決」「平和構築」「持続可能な開発」を3本柱に具体的な討議が重ねられる予定です。大会テーマに込められた意味や討議の論点について、眞田芳憲・WCRP日本委員会平和研究所所長に語ってもらいました。

【「持続可能な開発」――研究部会テーマ(1)子供とエイズ(2)貧困撲滅(3)環境
現在、中国やインドなどでの開発は著しいものがあります。今後、第三世界の人々が先進国と同じような生活をするようになると、環境破壊が爆発的に進む可能性があります。国際的な世論をまとめ、これ以上の環境破壊を阻止することが大事です。
環境問題の解決は、国家レベルの政治指導者では限界があります。目先の現実的な問題の解決や、国益を守らねばならないといったことがあるからです。その点、長期的な展望に立ち、国境を越えた人類・世界の運命を考える宗教者には大きな役割があります。世界大会では、宗教者が環境問題を真剣に議論し、具体的なプロジェクトを策定して頂けるよう期待しています。
環境問題を考えることは、自然、動物、植物といったすべてのいのちを大切にすることでもあります。それは、少欲知足の精神、そして、貧困をいかに解決するかということにもつながると思います。
子供と家族の問題も大切です。家族は最も基本的なコミュニティーでもあります。コミュニティーの語源はラテン語の「コムムヌス」に由来すると言われています。コムは「共に」、ムヌスは「責任、義務」「愛情」「贈り物」などの意味です。家庭であれ、学校であれ、教会その他の共同体であれ、人々の言葉や行為や態度が、本当に相手の望むような物として互いに交換し合う場となっているかどうか、いま一度見つめ直す必要があります。真の意味の家庭をつくる努力が今、求められており、そこに宗教者の役割も期待されると思います。家庭のあり方はまさに足元の問題だと言えるでしょう。

(2006.08.18 記載)

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