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WCRPVIII青年世界大会に向けて

第8回WCRP世界大会 メーンテーマと討議の論点
――眞田芳憲・WCRP日本委員会平和研究所所長に聞く

8月26日から29日まで国立京都国際会館を会場に開催される第8回WCRP(世界宗教者平和会議)世界大会では、『平和のために集う諸宗教――あらゆる暴力をのり超え、共にすべてのいのちを守るために』をメーンテーマに世界の宗教者が平和への道を模索します。特に全体会議や研究部会では「紛争解決」「平和構築」「持続可能な開発」を3本柱に具体的な討議が重ねられる予定です。大会テーマに込められた意味や討議の論点について、眞田芳憲・WCRP日本委員会平和研究所所長に語ってもらいました。

【「平和構築」――研究部会テーマ(1)武器拡散、軍縮・安全保障(2)暫定的公正と人権(3)平和教育
武器拡散や軍縮の問題は経済界とも深くもかかわっています。武器輸出に対する強い要望が経済界にあるからです。宗教者が非武装に向けた努力を続けると同時に、経済界との対話も必要です。
人権の問題も重要です。人間の尊厳を実現する手段が人権だからです。人権は権利を求めるだけでなく、人間としての責任、義務をどう果たすかということにも関係します。人間の価値は神仏との関係においてどう生きるかによって決まるという考えもあります。自由と責任、権利と義務というバランスが大事なのだと思います。
平和教育に関しては、『懺悔文』に「無始の貪・瞋・痴」とあるように、人間の貪・瞋・痴は永遠の過去からDNAに植えつけられています。ですから、平和教育なしには永遠に戦争がなくなることはありません。胎児教育や家庭教育に始まり、人生のあらゆる教育の中で平和の文化、特に「おかげさま」の心を育むことが肝要です。
自分と相手を分ける二元論では決して平和は訪れません。二元論は排除の論理でもあります。人間はひとつととらえることから調和は生まれます。それはまさに仏教の教えであり、今、最も必要とされているものだと思います。

(2006.08.18 記載)

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