■WCRP I
日本・京都(1970年10月16日〜21日)。39カ国から約300人が参加。大会テーマ「非武装・開発・人権」。
1960年代、米ソ超大国の核戦略による冷戦はエスカレートし、ベトナム戦争も激化していました。当時、この東西問題と同時に、先進国と発展途上国との間に横たわる南北問題(経済格差、富の偏在など)も平和を阻害する大きな課題として表面化していました。
こうした人類共通の課題に対して、世界の主要宗教を代表する人たちが、宗教の相違を超えて、世界平和という目標に向けて一堂に会したのです。米ソ代理戦争の様相を呈していたベトナム戦争のまっただなかでしたが、米ソ両国、そしてベトナムからも宗教者が参加しました。後年、「20世紀の奇跡」とまで言われた京都会議は、宗教界初の試みとして、世界中の注目を集めました。
この会議で討議された、「非武装」「開発」「人権」をテーマとした宗教者の相互理解と世界平和実現に対しての理念は、常設期間としての世界宗教者平和会議(WCRP)の設立へとつながりました。
また、京都会議ではベトナム戦争即時停戦決議が採択され、この年の12月、「宗教者平和調査団」が戦火のベトナムに派遣されたのです。 |