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開祖さまに学ぼう〜平和活動〜

大きなかしの木 <最終回>夢をもって生きる

みなさんは開祖さまが何をされ、どうして偉大なのかがわかりますか?
毎回、「開祖さまに学ぼうキャンペーン」として、開祖さまの平和活動の歩みを紹介します。

不可能を可能にされた開祖さま

2007年は、開祖さまがお生まれになって100年という記念の年でした。その年の8月下旬、京都で第8回世界宗教者平和会議(WCRP)の世界大会が開かれ、世界100か国以上から約2000人の宗教者が集まりました。
この会議では、「平和のために集う諸宗教――あらゆる暴力をのり超え、共にすべてのいのちを守るために」をテーマにして、戦争や紛争、テロなどの世界中にはびこる「暴力」に立ち向かい、その問題解決のために世界中の宗教者が真剣な話しあいをしました。
現在、WCRPは「世界で最大の諸宗教対話・協力組織」という評価を受けるまでの存在となりました。そして、このWCRPの創設と発展に尽くされた宗教者のお一人が開祖さまなのです。
ところが、WCRPが開かれる前は、宗教の違いや宗派のカベなどがあり、宗教者が一つのテーブルにつくことは不可能とさえいわれていました。開祖さまは、その不可能を可能にされたわけですから、私たちが想像もつかない血のにじむような困難やご苦労をされたことと思います。そのひとつの有名なエピソードを紹介しましょう。
1969年の夏、WCRPの準備会議がアメリカのボストンで開かれたときのことです。連日の会議での疲労と体調不良から、ある日、開祖さまは血便を出されたのです。体調をくずされてからの開祖さまは、毎日ほとんど牛乳だけで過ごされました。夕食にはスープとクラッカーをほんの少し食べたそうです。
しかも、このボストンでの会議のあと、開祖さまはヨーロッパへ向かい、イギリス、スイス、バチカンの宗教者と会われ、WCRPの参加と協力をお願いしたのです。このときのヨーロッパの旅もパンと牛乳、スープだけの旅だったのです。それは、まさに命がけの平和の旅でした。
開祖さまは、そのような困難を乗り越えられながら、「平和のために手をつなぎましょう」と世界中の宗教者との対話を大切にされていきました。こうして、開祖さまのたゆみない努力とおおぜいの人たちの協力で、1970年、世界各国の宗教指導者が京都に集まり、平和のためになにができるのかを話しあう会議(第1回WCRP)が開催されたのです。開祖さまは歴史上はじまって以来、だれもなしえなかったことを実現させたのです。


みんな仏さまの子ども

開祖さまはよく「どんなにたいへんで、とてもできそうもないと思われることであっても、みんなが心をあわせて協力すれば、かなえられないことはないのです」と、話してくださいました。
その開祖さまの生き方をあらわすことばがあります。「一乗〜おおらかに、夢 堂々」ということばです。それは同時に、私たちの目標でもあります。
わかりやすくいえば、「みんな同じなんだよ。おおらかに生きようよ。夢をもって生きようよ。堂々と生きようよ」ということです。
みなさん一人ひとりは、顔や性格、体つき、能力などがちがいます。でも、だれもが仏さまの子どもであり、仏さまと同じ心をもっているのです。その自覚をもち、これからも開祖さまの教えをもとに、家庭や学校、地域でおおらかに、夢をもって堂々と生きていきましょう。

(『どんぐりクラブ』8号より転載)

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