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仏さまの心をよびおこす
みなさんは、「明るい社会づくり運動」って聞いたことがありますか? この運動は、開祖さまが1969年に提唱された市民運動です。
そのころの日本は、経済がめざましく発展していた時代でした。ところが、物質的な豊かさのなかで、いつしか他人を思いやったり、社会に奉仕したりする気持ちがうすれ、日本中に自己中心の心が広がっていきました。
「世のため人のために奉仕する喜びのなかに、人間のほんとうの生き方がある。そのことを知ってもらうために、人びとの善意を結集した運動を広めれば、社会を明るくしていけるにちがいない」
そのように考えた開祖さまのよびかけで始まったのが、「明るい社会づくり運動」でした。その後、開祖さまは全国各地で行なわれた推進大会で講演されました。その結果、異なる宗教の人たちや地域のさまざまな組織の人びとが、この運動に賛同し、参加してくれるようになりました。そして、いまや善意にもとづく市民運動としては日本で最大の組織にまで発展しました。
現在も多くの市民の方々が、全国各地で駅前や公園の清掃を行なったり、緑化運動やリサイクル運動をしたり、福祉活動、交通安全活動、募金活動など、さまざまな活動をとおして地域社会に奉仕しています。
仏さまの教えでは、私たち人間の心のなかには「自分さえよければいい」という自己中心の心がある半面、社会や人のためにお役に立ちたいという「仏さまの心」があるとも教えていただいています。
みなさんは、これまでユニセフ募金などのボランティア活動に参加したことがあると思います。はじめのうちは、ちょっとはずかしいなと思ったこともあるでしょう。でも、よいことをしたあとは、とてもうれしくなり、なんともいえないすがすがしい気持ちになったと思います。
また、道ばたに捨てられたゴミを拾うことも立派な奉仕活動ですが、それだけでは、いつまでたってもゴミ問題は解決しません。ゴミを拾う奉仕と同時に、ゴミを捨てない心を育てることが大切なのです。
そのように開祖さまは、「明るい社会づくり運動」を通じて、すべての人の心にある「仏さまの心」をよびおこそうと願われたのです。
明るい社会は、明るい家庭から
明るい社会をつくるためには、人間社会のいちばん小さな単位の家庭が明るくなることが大切です。その基礎となるのが、いつも会長先生が教えてくださっている「三つの実践」なのです。
一つ目は、朝起きて、お父さん、お母さん、きょうだいと顔を合わせたときに、「おはようございます」と明るくあいさつすることです。
二つ目は、だれかに名前を呼ばれたら、「はい」とハッキリと返事をすることです。
三つ目は、玄関に上がるときにクツをそろえ、席を立ったらイスをきちんと入れるということです。
この「三つの実践」ができれば、相手も自分もとても気持ちがいいですし、家庭のなかも明るく、なごやかになっていきます。
そして、家庭のなかで実行できれば、それがよい習慣となり、学校や地域のなかでも「おはようございます」「こんにちは」と、あいさつができるようになっていきます。そのように家庭から学校、地域へと思いやりの輪が広がっていけば、明るい社会は必ず実現できると信じています。
(『どんぐりクラブ』7号より転載)
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