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核兵器廃絶と平和の訴え
みなさんは、「国連」って知っているかな? 高学年の人は、すでに社会科で勉強したことがあるかもしれませんね。
国連とは、正式には「国際連合」といい、第二次世界大戦が終わったあとの1945年10月に設立されました。その目的は、世界各国の代表が集まって、地球上のいろいろな問題、たとえば、戦争や貧困、環境破壊、人口増加、経済の問題、保健の問題などを解決しようとしたり、おたがいに協力できることを話しあったりする場です。現在、国連には世界の191か国が加盟しています。
この国連の軍縮特別総会で、開祖さまは1978年、1982年、1988年と、3回にわたって核兵器の廃絶と世界平和を訴える演説をされました。
第1回は1978年6月、WCRP(世界宗教者平和会議)を代表して演説されたのです。このころの世界は、アメリカと旧ソ連が核兵器や軍備増強の競争をしていた時代でした。このままでは核兵器によって地球が滅亡してしまうという危機的状況でした。
第1回の国連軍縮特別総会では、核兵器廃絶について、当時の二大国首脳であったアメリカのカーター大統領とソ連のブレジネフ書記長に対して、「危険をおかして武装するよりも、平和のために危険をおかすべきである」と勇気をもって堂々と訴えられました。
第2回のときは、IARF(国際自由宗教連盟)の会長として、軍縮キャンペーンのために100万ドルを国連に寄付すること、世界の首脳に日本の平和憲法を見習ってほしい、と呼びかけられました。第3回のときは、立正佼成会会長として演壇に立たれ、軍縮と平和への道を強調されました。
仏さまの教えの精神を世界へ
開祖さまは、3回とも大聖堂で説法されるときと同じように「南無妙法蓮華経」と書かれた白いおたすきをかけ、お数珠を手にして演壇に立ちました。
そして、これらの演説のあと、開祖さまは国連関係者や各国の代表者に、「南無妙法蓮華経 天壌無窮 異体同心」という立正佼成会の御旗の文字を書いた色紙を贈られました。
その意味は、「私たち人類が、仏さまの教えの精神をもとにして、国や民族、宗教などの違いを乗り越えて、それぞれの考え方や立場を尊重して心をひとつにすれば、世界平和は実現できる」ということです。
開祖さまは国連の演説をとおして、核兵器や武器をもって対立したり、いがみあったりするのではなく、仏さまの教えの精神をもとに、おたがいが拝みあう心になれば、世界はたちどころに平和になることを、各国政府の指導者や世界中の人たちに力強く呼びかけられたのです。
国連というと、毎年5月の「青年の日」を中心に行なわれている「ユニセフ募金」を思いうかべる人も多いと思います。そのユニセフ(国連児童基金)も国連のなかのひとつの機関で、世界の子どもたちが直面している問題にとりくんでいます。ですから、みなさんが街頭に立ち、ユニセフ募金を行なうということは、国連を支援していることにつながります。そして、開祖さまが国連で平和を訴えられたように、みなさんもユニセフ募金という行動をとおして、市民に平和を呼びかけているのです。
(『どんぐりクラブ』6号より転載)
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