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家庭でのお手伝い

開祖さまは、どんな少年時代を過ごされたのでしょうか? どうやら、いまのみんなと同じように、悩んだり迷ったりもしていたようだよ。でも、開祖さまは、悩みや迷いにとどまることなく、いつも自分の信じる道を前へ前へと歩んでいったんだ。今回は、開祖さまが家のお手伝いをされたお話を紹介します。

家族の一員としての役割

開祖さまは、新潟県の菅沼の農家にお生まれになりました。そして、小さいころから、家業である農業やごきょうだいの面倒など、家のお手伝いをよくされていました。
学校が終わってからの子守はごく普通のことで、農繁期になると、欠席して子守りをするか、あるいは田畑の手伝いをしなければなりませんでした。開祖さまは、欠席だけはしたくなかったので、必ず子守りを選びました。そして毎日、弟さんをおぶって登校し、授業中もおぶったままだったそうです。
子ども好きだった開祖さまは、弟さんの鼻水をふいてあげたり、おしっこやうんこをさせたりすることも、なんでもなかったのですが、授業中に泣き出されるのはさすがに困ったようでした。教室のすみに行って、「よしよし」とゆすっても泣きやまないときは、開祖さまのほうが泣きたくなったそうです。
そのように開祖さまは、小さいころから家のお手伝いや子守りをされていましたので、それが当たり前のようになっていました。開祖さまは子どもでありながらも、ご両親を助け、ごきょうだいを思いやり、そして、家族の一員としての役割を果たされていたのだと思います。
もちろん、開祖さまが育ったころといまのみなさんとでは、時代も環境も違いますから単純に比較することはできません。いまは大家族ではなく、お父さん、お母さん、子どもというご家族がほとんどですし、子どもも少なく、きょうだいがいないという人も多いでしょう。
でも、どんなに時代や環境が変わろうと、変わらないものがあります。それは、私たちは毎日、家族をはじめ、たくさんの人に支えられて生きているということです。そして、もっとも身近なところでみなさんを支えてくださっているのは、ご両親ではないでしょうか。
お父さんが毎日、一生懸命に働いてくれるから、みなさんは学校に通うことができるわけです。また、お母さんが買物に行き、料理を作ってくれるから、ご飯を食べることもできるんだよね。
みなさんは日ごろ、家で何かお手伝いをしていますか。たとえば、自分が食べた食器を片づける。お母さんが忙しそうなら、買い物に行ったり、洗濯物を取りこんだりする。そんな小さな行ないでも、お父さん、お母さんはきっと喜んでくれると思います。


まわりの人を支える人間に

家のお手伝いにかぎらず、みなさんができることはほかにもありますよ。会長先生は、いつも「三つの実践」ということを教えてくださっていますが、みなさんは毎日、必ず実行していますか。
一つ目は、朝起きたら、お父さんやお母さんに「おはようございます」と朝のあいさつをすることです。二つ目は、だれかに名前を呼ばれたら、「はい」とハッキリ返事をすることです。三つ目は、玄関に上がるときにクツをそろえ、席を立ったらイスを入れるということです。
みんなが毎日、「おはようございます」と明るくあいさつし、「はい」と気持ちよく返事をすれば、お父さん、お母さんはきっとうれしいと思います。クツをそろえ、イスを入れる行ないができれば、自分もクツがはきやすいでしょうし、見た目にもきれいですし、まわりの人に大きな影響を与えます。
家族は、みんなで支え合っていくものです。支えられることより、支えること、してもらうことより、してあげることを大切に――開祖さまのように家族の一員としての務めを果たすとともに、いつも目の前の人が喜んでくれること、人のお役に立つ行ないをとおして、まわりの人を支える人間になれるよう努力していきましょう。

(『どんぐりクラブ』3号より転載)

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