 |
佼成少年少女のちかい
私たちは
仏さま神さまを敬い
人には親切
礼儀正しく
親孝行な子になります |
|
 |
素直に実行する心
開祖さまは、明治39年(1906)11月15日に新潟県の十日町菅沼で誕生されました。
その後、大正2年(1913)に大池小学校に入学され、校長先生から、「神さまや仏さまを拝む人間になりなさい」「人には親切にしなさい」と教わりました。それからというもの、開祖さまは校長先生の教えを素直に実行され、学校の行き帰りにある諏訪神社や子安観音、千手観音、大池弁天、さらには石に刻まれてある大日如来という仏さままでも拝みつづけたそうです。
また、「人には親切にしなさい」という教えについてですが、じつは開祖さまのおじいさんやお父さんも、村の人たちから「世話好き」と言われるほど人に親切にし、人々のために尽くした人だったのです。そうした家庭環境も大きな影響を与えられたと思いますが、開祖さまは「だれか困っている人はいないかなあ」と思うくらい校長先生の教えを忠実に守りつづけたそうです。
小学生のころは、神さまや仏さまなどの尊いものや偉大なものに素直に感動できる心があります。そういう純粋な心を素直に育てていくことが、大人になったときに正しい道を歩むうえでとても大切になります。
みなさんは毎朝、学校に行く前と、夜寝る前に自宅のご宝前に手を合わせていますか。すでに手を合わせている人は、お題目や「佼成少年少女のちかい」が唱えられれば、すばらしいですね。さらにお経の一品があげられれば、とてもスゴイことだと思います。
「人に親切にする」というのも、口で言うのはかんたんですが実行するのは難しいことです。たとえば、クラスの友だちが忘れものをしたら、喜んで貸してあげる。電車やバスなどに、お年寄りや体の不自由な人がいたら、自分の席をゆずる。最初は照れくさい気持ちもあるかもしれませんが、少し勇気を出して相手が喜ぶことを実行したあとは、きっとすがすがしい気持ちになりますよ。
立派な人間になることが最高の親孝行
次に、「礼儀正しく」ということですが、開祖さまは毎朝必ず、ご両親やご家族に「おはようございます」「行ってまいります」と元気よくあいさつをされてから、学校に通ったそうです。そして、学校の行き帰りに出会う村の人たちにも、「おはようございます」「こんにちは」と、明るく元気に、自分から進んであいさつをされました。
私たちの社会は人と人との交わりで成り立っていますから、おたがいに相手を尊重する心が礼儀の出発点です。それには、まず自分から元気にあいさつすることが大事です。
また、「朝のあいさつ」「ハイという返事」「履物をそろえ、席を立ったらイスを入れる」という「三つの実践」ができることも「礼儀正しく」ということにつながると思います。
最後の「親孝行」ということですが、開祖さまは幼いころから、田植えや稲刈りの手伝いをしたり、子守をしたりして、ご両親を助けられました。
みなさんは、親孝行というと何か特別なことのように思うかもしれませんが、けっしてそんなことはありません。なぜなら、だれもが両親から生まれてきたわけで、両親がいなければ私たちはこの世にいなかったわけです。ですから、親に孝行をするということは、ごく当たり前のことであり、「おかげさま」という感謝の実践といえます。
みなさんにできる親孝行といえば、まず親に心配をかけないこと、親の喜ぶことをすることなどがあります。それらももちろん大切なのですが、私は「佼成少年少女のちかい」にある(1)仏さま神さまを敬う(2)人には親切(3)礼儀正しく――という三つの行ないが素直に実行できる子は、親孝行な子どもだと思っています。なぜなら、わが子が人から尊敬され、立派な人間に成長することは親がいちばん喜ぶことであり、それが最高の親孝行になるからです。
どうか、開祖さまの少年時代の生き方が原点になっている「佼成少年少女のちかい」を唱和するときには、「開祖さま、会長先生のような立派な人になりたい」と心のなかで強く想い、声に出して、そして、「ちかい」を実行できる人間になってください。
(『どんぐりクラブ』創刊号より転載) |