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今号では、「学生よ、大志を抱け!」をテーマにした特集を企画させていただきましたが、全国の中・高校生のみなさんにとって、大志≠ニは、どのようなものなのでしょうか。
昨年、第八回WCRP(世界宗教者平和会議)世界大会が日本で開催されましたが、大会に先立ち、原爆が投下された広島で、初の「WCRP青年世界大会」が開催されました。その開会式で、会長先生は「『一切衆生を救う』という誓願こそ、宗教を持つ者の『大志』ではないか」というお言葉をくださいました。さらに、「『一切衆生』とは、国や民族、文化や風習、性別や年齢の違いを超え、すべての人の救いをめざすということです」と教えてくださいました。
この「すべての人の救い……」という大きな志を聞かせていただくと、ともすると「自分にはほど遠く、とうてい抱くことなどできない」と思われる方もいるかもしれません。しかし、「大志」とは、座談会で語り合っていただいたように、保育士やデザイナーの夢を抱いた延長線上にあるのです。自分自身が気づかなくとも、「小さな子どもたちが、豊かな心をはぐくめるようなふれあいができる保育士になろう」とか、あるいは「ファッションデザイナーとして、着る人が最高に輝いてもらえる服をつくりたい」という夢は、すでに、すべての人の救いと幸せを願うという「大志」につながっているのです。いっぽう、中・高校生という年代は、多くの可能性があり、自らの努力しだいで、いくらでも道を切り開いていける力を持っています。その半面、可能性がたくさんあるだけに、さまざまな選択肢が広がるため、迷いや悩みが生じ、なかには「夢や目標すら抱くことができない」といった方も少なくないといいます。
そのような方々は、ぜひ学生部の活動に参加し、仏さまの教えをいただく仲間とふれ合うなかで、自分の夢を見つけていただきたいのです。夢や希望をもつことは、生き方を見つめさせてくれると同時に、夢の実現に向かって歩むなかで自らを高めてくれます。
自分の人生をどう生きるか――。大きなテーマかもしれませんが、どんな道に進もうとも、大きな可能性を秘めた「すこぶ〜る世代」のみなさんだからこそ「大志」を抱き、積極的な人生を歩んでいただきたいのです。
『すこぶ〜る』10号 より
(07.08.01
update)
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