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matsumoto.comでは、松本貢一青年本部長から青年のみなさんへのメッセージをお届けします。どんなメッセージかはどうぞお楽しみに! このサイトをご覧になった感想もお待ちしています。メールにて、info@rk-youth.orgまでお送りください。(月1回更新)



2007年新春メッセージ

全国の青年の皆さん、新年明けましておめでとうございます。
今年も、昨年に引き続き、青年部スローガンとして『大志』を掲げさせて頂きました。会長先生は昨夏、WCRP青年世界大会の開会式で、宗教青年の『大志』について、次のようにご指導くださり、大きな期待をお寄せくださいました。

 「宗教青年の『大志』とは、どうあるべきなのでしょうか。私は、こう思っております。『一切衆生を救う』という誓願こそ、宗教を持つ者の『大志』ではないか、と。『一切衆生を救う』とは、国や民族、文化や風習、性別や年齢の違いを超え、すべての人の救いを目指すということです。(中略)宗教青年は、こうしたいわば理想を肝に銘じて生きることが大事であると思います」
「年齢を加え、さまざまな人と出会い、世の中の利害にもまれていくうちに、だんだんと理想を離れ、現実的、対立的な見方をするようになります。そうなることがあたかも『大人になる』ことのように錯覚してしまうのです。(中略)理想と現実を使い分けるのが大人の判断だとするならば、皆さまには、いつまでも精神的に青年のままでいてほしいと思います。どうか胸を張って理想を追求してください。そして純粋で行動的な青年期の特質を生かし、WCRP全体に新風を注ぎ込んでください」

今年もお互いさまに、大志を胸に思い切り精進させて頂きましょう。最も主体的、積極的に布教に取り組んでいるのは青年である――会長先生にそう言って頂けるような私たちに、ぜひともならせて頂きたいと思います。

そのためにも、皆さんと共に大事にしていきたいことがあります。それは、昨年末の青年幹部会の席でも申し上げた「創造・発信型宗教を目指す」ということです。自らが本物の信仰をつかみ、人格の完成を目指していくことと併せ、他者や地域に対し、私たちが頂いている一乗の教えを積極的に、相手に最もふさわしいかたちでお伝えしていく努力をしてまいりたい、そのように願っております。

そのために、3人の菩薩さまを私たちのモデル、お手本にさせて頂きたいと考えます。
まず、常不軽菩薩さまです。すべての人は本来、尊い仏のいのちを生きている一乗の菩薩さまです。その気になれるテーマさえ与えられれば、黙っていても菩薩行のできる人たちなのです。ですから、すべての人の本質である仏性を拝み切り、多くの人が「これなるできる」「これならやりたい」と思うテーマや運動を提示させて頂く。それが常不軽菩薩さまをお手本とした発信のあり方と言えます。今、私たちが取り組ませて頂いている宗教協力や明社運動、「アフリカへ毛布をおくる運動」などは、まさにそうした常不軽菩薩さまをお手本にした行だということができると思います。
次に、観世音菩薩さまです。観世音菩薩さまのように深い慈悲に満ちた智慧をもとに、相手の声を聴かせて頂く、相手を観させて頂く、そうすることで、相手が最も欲しているものに気づくことができると思います。一人ひとりにぴったりとした菩薩行のテーマを発信できたならば、必ずすべての人が菩薩さまの働きをしてくださいます。一つの例として私の経験を申し上げるのですが、教会で大学生部長のお役を頂いていた頃、将来、教師を目指していた「自称未会員」の大学生に、当時道場で開催していた小中学生の勉強会の講師兼責任者のお役をお願いしたことがあります。彼は喜んで引き受けてくれ、非常に熱心にお役に励んでくださいました。そしてその後、私の後任として大学生部長を務めてくださるまでになったのです。このほか、法座などを通じてその人にふさわしい行のあり方を示すのも、そうしたことの一つだと考えます。
そして、普賢菩薩さまです。普賢菩薩さまをお手本に、個人で行じ、サンガ全体で実践する姿を通して、他者の「人の役に立ちたい」「みんなと仲よくしたい」という本来持っている願いを一層力強く引き出していくことができるのです。清掃奉仕や街頭での「一食ユニセフ募金」などは、まさにそうした取り組みの一つだと思います。

どれもすでに皆さんが実践されていることばかりだと思います。しかし、今まで以上に、強い自覚と意識を持って取り組んで頂きたいのです。一切衆生の救い、常寂光土の建設に向け、信仰を持つ私たちが、一人ひとりの人生や社会、世界に対して何を提供し、発信できるかということを常に考え、布教や「青年の日」、奉仕活動など、さまざまな取り組みにつなげて頂きたいと思います。

また、世界に一乗の精神を発信するために、「一乗グローバルネットワーク」の構築を進めていきます。これには二つの柱があります。まず一つは、佼成会の青年サンガを世界へ広げていくこと。同時に、佼成会を通じて仏教を学んでいる人、仏教の智慧を生活に生かしている人を世界中に増やしていくことです。私は、世界各地で開かれたWCRP青年大会の事前会議に参加させて頂く中で、仏教を知りたい、仏教の価値観を学びたいと言う青年にたくさん出会いました。紛争の絶えないイスラエルのエルサレムで仏教の一乗観について少しお話をさせて頂いたところ、「この地域の一番の悲劇は仏教徒がいないことだ。仏教を学びたい」と言われました。信仰の有無や宗教宗派の違いを超えて、仏教の智慧、一乗の教えを求める人は世界中にいるのです。しっかりと発信してまいりたいと思います。

もう一つの柱は、WCRP青年世界大会を通じて生み出された各国の宗教青年とのネットワークの強化・拡大です。将来的には、世界の政財界や文化、芸術などあらゆる分野の青年リーダーとパートナーシップを育み、世界の平和のため、人類全体の成長のために共に力を発揮していきたいと考えています。

 「一乗グローバルネットワーク」にはもちろん、日本国内の青年も含まれます。まず本会の青年部員の輪が広がり、強固なネットワークを築くことが何よりも大事なことは言うまでもありません。本会青年部員の基盤がしっかりとあってこそ、「一乗グローバルネットワーク」は世界に広がっていきます。一乗の教えが弘まっていくのです。私はそこに通一仏土、世界平和が現れると信じています。

皆さん、今年も『大志』を胸に、思い切り精進させて頂こうではありませんか。本気で本物を求めましょう。本気で本物をつかみましょう。私も大いなる前進を目指し、青年の筆頭求道者、筆頭布教者として精進させて頂く所存です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

合 掌

(07.01.01 update)


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