| ドリームカプセルは、大聖堂のご本尊を安置する聖壇真下の空間に設置されます。それは次のことを象徴すると思うのです。つまり、三国仏教史上初めて久遠の本仏が勧請され、久遠の本仏をご本尊とする信仰の道を拓(ひら)いた開祖さまのみ教えを、未来永劫(えいごう)にわたって伝道、継承していく私たちの誓願を表す、ということです。
仏さま、開祖さまの願われる「万人の救われ」を自分の願いとしていくのは、他でもない私たち自身です。そのことを会長先生は、「信仰新生」と繰り返し私たちに教えてくださり、また、万人の救われを願って私たちはこの世に生まれたという「願生(がんしょう)」をお示しくださっています。ドリームカプセルには、そうした私たちの願いや決意がご本仏に抱かれ、守られていくという意味もあるのです。
特に、未来を象徴する全国の少年部員から寄せられた仏さまとの約束や願い、希望などが10年間奉納されることは、とても意義深いことだと受け止めています。大聖堂を参拝した時、教会や自宅のご宝前をお参りした時など、“仏さまと自分とのつながり”が、それまで以上に強く感じられ、子供たちの心に信仰が培われていきます。
また、子供たちが書いた願いや夢などは、一人ずつ封筒に入れることになります。一人ひとりに、少年部の仲間や家族の方からのメッセージを同封してもいいでしょう。10年後に自分の手元に帰ってきた時、小学校1年生だった子は高校生に、6年生だった子はすでに成人です。それぞれがどんな人生を歩んでいたとしても、「思われていた自分」「祈りを捧(ささ)げられていた自分」を知り、きっと、勇気と元気をもらえるはずです。仏さまとつながっていた自分にあらためて気づく縁ともなります。
できるだけ家族で仏さまのことを話し合いながら、目に見えないものに手を合わせていく大切さを、親から子へと伝えて頂きたいと思います。特に、親から子供へメッセージを書く際、親として自分が本当に願っていることを十分に見つめて頂きたいのです。本来ならば家庭の中で最も大事にされる、そうした祈りにも似た思いを確認することは、自分の価値観に目覚めることにもなります。つまり、子供のことを思うことによって、仏さまが自分に何を願ってくれているかが逆に分からせてもらえるのです。
少年部員だけでなく、私たち大人の誓願や夢を、写経という形を通してドリームカプセルに奉納する計画も進められています。子供たちが仏さまと結縁(けちえん)される機縁として、また、仏さま、開祖さまの願いを、私たちの願いとする機縁として、ドリームカプセルをぜひ活用して頂きたいと念願しております。
(平成17年6月12日付 佼成新聞)
合 掌
(06.02.17
update)
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