| 第36回「青年の日」は、昨年同様にメーンテーマを『社会変革の風をおこそう』を掲げ、“地域社会の諸課題に目を向けよう”と、“ユニセフ募金 アフガンキャンペーン パート2”を2本柱に取り組ませて頂きます。
私たち一人ひとりの力は微々たるものかもしれません。しかし、その力を結集することによって平和は実現する――このことを確信して、本会では諸宗教者などと協力して「一食を捧げる運動」はじめ、さまざまな平和活動を展開しています。
一つひとつの運動にはそれぞれの目的や生まれてくる背景がありますが、私たちが実践するどの運動にも、その根底には「仏性礼拝行」という精神が流れています。本仏のいのちと一体である私たちはお互いが皆、兄弟姉妹といえる関係なのです。もし肉親が病に倒れたり、危篤状態に陥ったとしたら、あなたはどうしますか。「すぐに飛んでいって、自分にできることは何でもしてあげよう」という心になるはずです。そこには「自分がしてやった」という驕りたかぶった気持ちなどありません。
本会の進める平和活動も、これと同じです。運動を通して、すべての人間に具わっている本仏と同じいのち=仏性を拝みだす。そして、この地球上で人間の尊厳を踏みにじられ、あるいは飢餓に苦しみ、生きることさえ思うようにならない人々に対して、兄弟姉妹として自立することを願いながら温かい手を差し伸べる。そうした他のために尽くせる人間に自他共に生まれ変わっていく。私たちの活動はいわば慈悲行の実践であると同時に、自他の仏性開顕のための活動なのです。
どうか、募金をしてくださったお金≠拝むのではなく、してくださる方の仏性を拝んでください。バザーや「アフリカへ毛布をおくる運動」に寄せられる品物や毛布を拝むのではなく、地球の裏側のことまでも心配してくださるその人の仏性を拝んでください。必ずそこに、ひとつにつながった何かが実感できるはずです。そして、その実感の喜びは相手の方にも市民の方にも通じ展転していきます。
徹底した仏性礼拝行によって社会変革の風をおこす――これが私たち信仰者の「青年の日」なのです。大きな志を持ってチャレンジしていきましょう。
合掌
(05.03.04
update)
|