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会長先生の年頭ご法話を拝読させて頂き、多くの気づきを頂くことができました。今年は特に一人ひとりが一番大事なことに焦点をあてて精進することが大切とのお言葉から、一つひとつの行事、出来事、出会いを通して仏さまのみ心を感じ、その願いのごとく思いやりの心で臨むことが大切なのだと受け止めてさせて頂きました。また、そのためには、常に内省を心がけ、自分の心を見つめ、生かされている自分であることを認識し、仏さまの前に跪き、ひれ伏していく。どうか、思いやりの心で人さまと触れ合うことのできる自分でありますようにと念じつつ、自分の心のあり方や行動を内省し、また仏さまのみ心に沿った自分になれるように、人さまの救われや幸せのための良き縁となれるよう仏さまの前で念じていく――そのような心がけで臨むことが大切なのだと受け止めさせて頂きました。
ご法話の中でお教え頂いた世界布教については、はじめは、大切なことは分かるけれども、遠く海の向こうにいる人に対して、一体自分に何ができるのだろうか、インターネットでもうまく使えばできるだろうか、などと表面的なことにとらわれていましたが、ご法話を再度拝読させて頂くうちに、世界中のすべての人の幸せを願っておられる開祖さま、会長先生のように、国や人種、住んでいる場所に関係なく、いつも世界中のすべての人の幸せを願える、世界中の人に思いを馳せられる自分を目指すことが大切だと気づかせて頂きました。例えば、毎年春に行われるユニセフ募金、これに携わらせて頂く私たちの心が世界中の人の幸せを本当に願い、行動するのであれば、道行く人々の心に世界平和への思いが伝わり、少しずつでも世界平和に向かっていくのではないかと思います。またこのような動きは、世界中で布教されている皆さまの後押しをさせて頂けるものと思います。多くの仲間にそのような思いになって頂ける良き縁にならせて頂きたいと思います。
また本年は、法座を中心とする救い・救われの信仰ということについてお教え頂きました。私の経験からすると、青年部では、法で結ぶということがなかなか難しく、法座を囲んでも座談会のようになってしまったり、続かなかったりしがちに思います。あらためて、み教えを学ばせて頂く必要性を感じますが、一方で、会長先生はご法話の中で、日常の会話、人と人との対話を通じて法が伝わることが理想で、それを形に現したのが法座です、とお教えくださいました。法座主だから何とか法を伝えなければいけないとか、結ばなくてはいけないとか、そういうことではなく、近況や悩みを話してくれる仲間の思いになって、相手の気持ちを察していく思いやりの心こそが大切であり、そのような心でごく普通の言葉で触れ合っていくことにより自然に法が伝わっていくのだと感じました。そのためには、日常生活の中で、私自身が日々、思いやりの心でいられるよう内省し、仏さまの前にひれ伏していくことが大切だと思います。
先日、青年部のマトイの会議で、次の目標である「鎌倉まつり」に向けて自らの心を高めるための修行目標を立てようということになりました。そこで私は次のような目標を立てさせて頂きました。それは毎日、家に帰ってから、まずご宝前にお参りし、仏さま、ご先祖さまに一日のご報告をする。自分の心のあり方を見つめ、仏さまのみ心にかなう自分であったか内省する、というものです。私の家内は、家に帰ると必ずご宝前にお参りし、無事であったことに感謝申し上げる習慣が身についています。このような姿は、本当に素晴らしいと思っております。私はうっかり忘れてしまう悪い癖があるため、年頭ご法話で頂いたことを踏まえ、このような目標を立てさせて頂きました。仏さまの前にひれ伏し、内省する習慣ができるように努力していきたいと思います。
最後に会長先生はいじめの問題に触れられ、青少年育成に皆で取り組むことの大切さをお教えくださいました。テレビや新聞でもこの問題が頻繁に取り上げられ、社会のしくみや、学校・家庭のあり方などがさまざまに議論されております。それらを見るたび聞くたびに、この問題に出口はあるのか、それに対して自分はあまりにも無力ではないかと思ってしまい、先行きに不安を感じたりもします。しかし、ご法話にある仏教の核心、思いやりの観点から考えてみたところ、この問題は「今の日本には他人を思いやる心、自然を思いやる心、思いやりを育てる心があまりにも欠けてしまっていないですか? 思いやり深い人をもっともっと育ててください」という仏さまからのメッセージのように思えてきました。また、だれが悪い、あのしくみが悪いなどと思う前に、まずいじめにあっている子供たちの苦しい思い、自らの命を絶つ決断をせねばならなかった子供たちのつらく切なかった気持ちを察していく、思いやっていくことが大切ではないかと思いました。
大船教会青年部では以前、「夜回り先生」として有名な水谷修先生の取り組みを紹介したビデオを見させて頂いたことがあります。ご存知の方も多いと思いますが、水谷先生は、夜、遊び歩いて麻薬にまで手を出し、自らの人生を破滅に追いやってしまう子供たちを救うために活動されている先生です。その中で水谷先生の印象深い言葉があります。それは、「私と同じことをしてほしいということではありません。どうか子供を昼間の世界から追い出さないでください。昼間の居場所を彼らにつくってあげてください」というものです。その言葉の中に、本当に私たちがしなければならないことのヒントがあるように思いました。このようなビデオを見させて頂くと、自分たちも夜回りをさせて頂かなくては、との思いもわいてくるのですが、そうではなく、自分の家族、職場で出会う人、青年部の仲間、縁となるあらゆる人たちに、あたたかく思いやりを持って接していくことが大切で、そのような人が一人でも増えることにより、ひいてはいじめによる自殺のような大きな問題も解決いくのではないかと思います。
会長先生は、物事は長期的に多面的にみることが大切だとお教えくださっています。このことは、私たちが本質を見極めるための大切な指針だと思います。いじめや差別のような行為は、実際になくなるまでには、相当な時間を要するものと思います。ですから、そうした社会の中で、お互いに助け合い、支え合って生きていくために、仏さまのみ教えが少しでも広がるように努力していくことが大切だと感じます。み教えによって、むしろそのような中でもたくましく生きていける、それを乗り越えることにより成長できたことに感謝していけることが必要なのだと感じます。悲しい事件が数多く起こったけれども、これを通して私たちは一つになれた、以前より思いやりを持つことができるようになった、そのように思える日がきっと来るのだと思います。
大切なご法話を領解させて頂くお役を頂戴しましたことに感謝し、世界平和の一端を担う一人だという自覚を持って、精進してまいりたいと思います。
(2007.03.02 記載)
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